【SDGs】より良い地球を 〜SDGsが掲げる17の目標とは⑤“安全な水とトイレを世界中に″ ~

こんにちは。株式会社ANスタッフの小泉です。

 

今回はSDGs5つ目の目標「安全な水とトイレを世界中に」をご紹介します。

 

引用:https://www.unicef.or.jp/kodomo/sdgs/17goals/6-water/

 

日本では水を安心して使える環境が整っており、トイレも清潔に利用できるよう整備されてるところがほとんどだと思います。

 

しかし、世界的に見るとこのように恵まれたインフラ環境がある国はごく稀であり、ほとんどの国はインフラが整備されていない現状があります。

 

国際NGOのウォーターエイドが発表した「2020年世界の水の現状」によると、

世界で安全な飲み水を確保出来ない人は20億人と言われています。

※ウォーターエイドは、「すべての人々がすべての場所で、清潔な水とトイレを利用し、衛生習慣を実践できる世界」をビジョンに掲げて活動する水・衛生専門の国際NGOです。

 

また綺麗な水を確保できていない発展途上国では、安全な飲み水を得られないことが原因で、毎年150万人以上の子どもが感染症によって死亡しているといわれています。(国連児童基金より)

引用:https://ethicame.com/shop/information/SDGs21

 

それほどまでに人の命に直接つながる「水」

 

今回の記事を通して、水に関わる世界の現状について知る機会になれば幸いです。

 

◇人口の半数が安全なトイレが使えない現状

 

ユニセフのデータ(家庭用飲料水、衛生、衛生に関する進展2000—2017)によると、2017年の時点で42億人もの人たちが衛生的なトイレを使用できていないことが発表されました。

 

現在の世界人口が78億人と言われている中、半分以上が使えていないという現実。

トイレが使えない環境では、生活に関わる環境が不衛生な状況になるため、健康状態に支障が出る可能性があります。

 

水質汚染は命に関わる問題

 

人により管理されていない川や湖では、自然環境による菌や寄生虫が発生し、飲み水として利用するにはかなり危険です。

 

 

また人が生活する中で排出しているゴミや工場の排水などが原因で水質汚染が起きている現状もあります。

 

水質問題は日本でもあります。例えば2020年に開催された東京オリンピックにてトライアスロン会場に指定された東京湾の水質問題です。

 

その当時、水質を検査したところ、なんと基準値の2倍を超える大腸菌が検出されました。先進国と言われる日本でも水質に関しても問題を抱えています。

 

◇この問題を解決するために「ウォーターエイド」の取り組み

 

先にも取り上げたウォーターエイドという国際NGO団体が行う活動についてご紹介します。

https://www.wateraid.org/jp/waterstory-neny

 

まずこの団体が注目したのは水の問題を抱える現地に合った解決策を実行することです。

 

それは物資や資金の支援をするだけでなく、問題を抱える地域が今後継続して安全な水を利用できるような支援を行っています。

 

たとえば、技術面であれば、電気ポンプ、ソーラーポンプ、ピット式簡易トイレなど現地で入手しやすく、現地の方々が利用しやすい物資を提供しています。

 

利用する人のことを考えた支援活動といえますね。

 

◇私たちにできることは何だろう

 

水道の設備がない暮らしをしている人は22億人以上います。

トイレがなく、道ばたや草むらなど

屋外で用を足す人は4億1,900万人です。

 

日本ユニセフ協会(unicef)のホームページに書かれているメッセージです。

 

水道設備が整っている日本ではトイレがない事を体感することが難しいかと思います。

 

ただ普段の生活の中で私たちが当たり前のように利用しているトイレがない生活を送っている方はこんなにもいます。

 

屋外で用を足せば、自ずと匂いや衛生問題につながり、より生活環境は悪化する一方です。

 

私たちにできることは、まずはこの現実を知ることだと感じます。

 

この現実を知り、何か行動のきっかけとなれば幸いです。

 

ではまた次のブログで。

 

参照:https://spaceshipearth.jp/sdgs6/ https://gooddo.jp/magazine/sdgs_2030/water_and_sanitation_sdgs/4774/