こんにちは。株式会社ANスタッフの小泉です。
前回に引き続き、本日もSDGs17の目標についてご紹介していきます。
今回ご紹介するのはSDGs17の目標の③〝全ての人に健康と福祉を“です。
引用:https://www.asahi.com/sdgs/article/14780791
この目標は地球上のすべての人が心身ともに健康で、社会的にも満たされた、幸福な生活を送るために掲げられています。
ここで指す健康とは肉体的・精神的・社会的に満たされている状態を指しています。
健康的な生活について、WHO(世界保健機構)の憲章には以下のように記載されています。
健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが 満たされた状態にあることをいいます。
人種、宗教、政治信条や経済的・社会的条件によって差別されることなく、最高水準の健康に恵まれることは、あらゆる人々にとっての基本的人権のひとつです。
世界保健機関憲章前文 (日本WHO協会仮訳)
大きな観点で捉えると、主に医療や衛生面において健康が脅かされている国や地域をターゲットとしていると感じました。
しかし、発展し豊かな生活を送れている日本などの経済大国においても、この問題は無関係ではありません。
本日はこのSDGs17の目標の3番目、 "全ての人に健康と福祉を“をご紹介していきます。
◇現代社会における様々な健康への脅威
WHO(世界保健機関)の報告によると、2020年には5歳未満の子どもが、推定500万人亡くなっています。
その内80%以上がサハラ以南のアフリカと南アジアの国の子どもたち。
しかもその原因は肺炎や下痢など、現代医療で治せるものがほとんどです。
また、5歳未満で亡くなる子どもの半数近くが、生まれて28日のうちに亡くなっています。
原因は妊娠・出産する母親へのケアが不十分だったり、出生時の環境が整っていなかったりなど。
引用:https://gooddo.jp/magazine/health/africa_health/4033/
「三大感染症」と呼ばれるエイズと結核、マラリアも大きな問題となっています。
医療が十分に整っていない国や地域で年間250万人以上が亡くなっているそうです。
全世界で大きな問題となった新型コロナウイルスの流行は日本を含め、先進国でも大きな影響を及ぼし、医療インフラへ大打撃を与えました。
◇世界の取り組みと日本の取り組み
この問題を解決するべく、多くの国が支援活動を行っています。
今回はアメリカで最も有名な経営者が立ち上げた慈善団体をご紹介します。
マイクロソフト創業者のビル・ゲイツとその元妻のメリンダによる、世界最大の慈善基金財団です。
財団創設のきっかけは「貧しい国の子どもたちの命を救いたい」という思いから2000年に設立されました。
ゲイツ財団では創設時から「乳幼児死亡数0」を目指しており、感染症対策や治療薬の開発により、多くの子どもたちを救っています。
2022年には、一度の寄付額としては史上最大級となる200億ドル(日本円で約2兆7000億円、発表当時のレート)の寄付を発表し大きな話題となりました。
◇ 私たちにできることは何ですか
今回も日本ユニセフ協会(unicef)のホームページに書かれているメッセージをご紹介します。
サハラ以南のアフリカ地域では、2人に1人の子どもが、
かぜで肺炎になっても治療を受けられません。
日本という先進国において、子供が肺炎で亡くなることは滅多にありません。
それは医療インフラが安定しており、衛生面においても整った環境があるからです。
我々にとってみれば当たり前の現実が、世界に目を向けると非現実となる。
この現状を知って私たちが出来ることは何でしょうか。
まずは知ることから始めてみてはいかがでしょう。
ではまた次のブログで。