【SDGs】SDGs目標5「ジェンダー平等」と日本が行う取り組みとは

こんにちは。株式会社ANスタッフの小泉です。

以前投稿した「日本のSDGsの達成率と達成までの課題」の記事の中で、
これから日本が達成するために取り組むべき課題の一つとして『ジェンダー平等』を取り上げました。

 ジェンダー平等』と言われても具体的にどのような問題なのかあまり見当ついていない方も多いと思います。

そこで今回は、SDGs達成のために欠かせない課題のひとつ、『ジェンダー平等』についてご紹介します。

 

ジェンダー平等とは

まず「ジェンダー」とは何でしょうか。
ジェンダー」とは、簡潔にいうと「社会的・文化的につくられる性別における関係性」という意味になります。

f:id:kyabetsutaroukun:20220312112951j:plain引用:https://gooddo.jp/magazine/sdgs_2030/gender_equality_sdgs/8085/

 

つまり、身体的に定められている性に対して、社会的または文化的につくられる性別のことで、
社会や文化がつくりだした男性・ 女性という互いの関係性や役割という意味合いと考えるとわかりやすいです。

 

では「ジェンダー平等」とはどんな考え方なのでしょうか。
これも簡潔にいうと、ジェンダーにおける男女格差を無くしていこうという考え方を指します。
この問題は世界的にみると、人権問題を解決するための前提条件などとして叫ばれおり、その理由として、性別によって不利益な生活を強いられる国がまだまだあることが挙げられます。
特に発展途上国において深刻な問題を抱えております。
例えば、満足な教育を受けることができず労働を強いられる女性や子ども、そのため大人になっても読み書きができない人が多いこと、望まない若年妊娠、暴力、偏見など数多くの問題を抱えている国は少なくありません。
ここまで聞くと日本は先進国だし、ジェンダー平等だと考える方もいるかと思いますが、日本にも多くの課題があります。
世界経済フォーラム(WEF)が毎年公表している男女の格差を表す指標である「ジェンダー・ギャップ指数」では日本は153か国中121位となり、これまでの過去最低となっています。
では日本が今抱えている問題とは何でしょうか。

 

◇日本のジェンダー平等に対する取り組み
 日本で問題視されているジェンダー問題は経済や政治分野において顕著に表れています。

 

そこで、日本政府は2016年に「女性の活躍推進のための開発戦略」を発表し、ジェンダー平等に対して国際協力を促しました。
女性に配慮したインフラ整備、母子保健サービスの拡大、教育分野における女性活躍の拡大への支援などを取り組んでおり、
女性や女児の権利を尊重し、能力を発揮できる環境を整備して、政治や経済などさまざまな分野へ参入できる社会を目指しています。

f:id:kyabetsutaroukun:20220312113003j:plain引用: https://gooddo.jp/magazine/sdgs_2030/gender_equality_sdgs/8085/

身近な例としては、通販事業や通信事業で有名な楽天株式会社が挙げられます。
積極的に女性が活躍できる場を整えるために、育休や育児休暇を取得した場合でも、出来るだけ早く復帰できる環境を整えたり、社内に搾乳室や託児所を設けるなどの取り組みを行っております。
また、産休前・復帰前のセミナー実施や、休職中のサポートなども充実させているそうです。

◇まずは考えてみよう。
今回、SDGsの目標5として掲げられるジェンダー平等についてご紹介しました。
この問題は日本だけではなく、世界中で男女の不平等は叫ばれており、女性の活躍する場が増えていけば、より様々な形の新たな価値観や考え方が生まれると思います。
これをきっかけに「ジェンダー平等」について考えるきっかけになれば幸いです。
では。また次のブログで。

 

参考URL:

https://gooddo.jp/magazine/sdgs_2030/gender_equality_sdgs/8085/

https://www.jmam.co.jp/hrm/column/0061-sdgs-diversity.html