新生活のスタートにSDGsを意識して: 鉄道、学校、家具で見る取り組みのヒント

こんにちは、株式会社ANスタッフの西野です。

4月になり新年度が始まりましたね。

 

進級進学や転職等で、新しい土地に住み始めた方もいるのではないでしょうか?

春は新しい場所や新しい会社や業態に触れる事が多い季節ですので、新しい発見が出来る機会が多いと思います。

 

今回はそんな新生活においても「持続可能な開発目標」の取り組みができる、新生活にまつわるSDGsについて紹介していきたいと思います。

 

引用元:https://illust8.com/contents/16282

 

◆電車×SDGs

まず新生活で変化があるところとしては通勤・通学経路。

 

私も新生活の度に新しい路線や駅に触れることにわくわくしています。

最初はそんな鉄道に関するSDGsな取り組みをみていこうと思います。

 

多くの人は、通勤や通学で電車を利用すると思います。

 

電車を活用して取り組まれているSDGsは何だろうと思っておりましたが、そもそも電車自体が「単位輸送量あたりのCO2排出量が少ない」という観点からSDGsに適している乗り物なのだそうです。

 

実際に、鉄道は25%の旅客輸送を担っていますが、それにかかるエネルギー消費量はわずか約4%なのだとか。

 

たしかにエネルギー消費量の観点からみると、数人で移動する自動車やバスなど他の交通機関に比べても、一度に移動できる人数が多かったりとエコな一面がありますね。

 

今まであまり意識していませんでしたが、利便性だけでなくエコな一面も鉄道が公共交通機関として第一線でい続けている理由の一つなのかもしれません。

 

さて、そんな鉄道ですが、実は広告という観点からもSDGsに貢献しています。

 

SDGsの取り組みの一環として「SDGsラッピングトレイン」を実施、具体的には電車のラッピングや車内ポスターや吊り革等がSDGs仕様になっているそうです。

 

電車を利用した人が本体やポスター、吊り革などを見ることでSDGsを意識するように仕向けたデザインやメッセージを発信するということですね。

 

多くの方が利用する電車で、まず知ってもらうという観点から取り組みでかなり面白い視点だなと感じました。

 

引用元:https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/topics/20201002-01.html

阪急阪神ホールディングス株式会社と東急グループは、2020年9月8日(火)から、SDGsをテーマにしたラッピング列車「SDGsトレイン2020」の運行(写真は東急)



私も会社のスタッフとして仕事をしていますが、まず会社や商品をより多くの人に知ってもらうことは特に重要だと感じていて、そのことはSDGsのような世界規模で行っていることでも変わらないのだという気づきました。

 

電車広告はその点、老若男女さまざまな人が利用するので知ってもらうという観点からするとかなりの貢献だと思いましたし、SDGsと一言にいってもさまざまな貢献のしかたがあるなと感じています。

 

他の取り組みとしては省エネルギー車両への更新をすることでのさらなる省エネを行っていたり、ユニバーサルデザインに対応したりするなど、積極的にSDGsな社会へ貢献しているそうです。

 

そのような視点で見てみると最近どの鉄道会社でも新型で綺麗な車両が運航されていたり、駅構内でもスロープが設置箇所が増えていたりして、知らず知らずのうちに鉄道業界によるSDGsは進んでいることを感じます。

 

たくさんの人が毎日利用する鉄道業界だからこそ、その影響力も大きいですね。

鉄道業界のさらなるSDGs活動には、日々注目しようと思います。

◆学校×SDGs

続きまして、新生活といえば学校生活。

4月は入学、進級と新学期が始まりとてもわくわくしますね。

 

現代では、学校でもSDGsの取り組みは積極的に行われているそうです。

学校生活、教育現場におけるSDGsな取り組みもみていきます。

 

今、SDGsが各国の義務教育で必修となっていることをご存じでしょうか?

日本では、小学校は2020年度、中学校は2021年度、そして高校では2022年度に「新学習指導要領」でSDGsが全面的に実施されるようになりました。

 

教育現場で推奨されているESD(Education for Sustainable Development)は、SDGs目標4の「すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯教育の機会を促進する」が該当します。

 

引用元:https://sdgs-towa.com/illustration-goal4

 

①多様な視点から問題を解決する力

②互いの意見を尊重し、認め合う力

③能動的に行動する力

 

など、他者尊重、自ら考えて動くことによる、「持続可能な社会の創り手」になる人材教育が重要視されています。



学校生活におけるさまざまな取り組みの例を一部ご紹介します。

実は、小学校から大学までさまざまな取り組みがされているようですね。

 

例えば、

・汚れたり使えなくなったりしたものをすぐ捨てるのではなく、他の使い方を考え有効活用する

・好き嫌いせず、食べ物を残さない

・マイバックを持ち運ぶ

SDGsに関連する本などを読んで情報を集める、興味を持つ

・ボランティア活動に参加する

 

など、一人一人が明日から自分ごとで取り組める事ばかりです。

 

国際的な問題である、地球温暖化、気候変動、ジェンダー格差、いじめ、不登校などの問題なども、上記の教育現場の取り組みや、一人一人の取り組みにより解決されていくことでしょう。

 

私の学生時代は、このようなSDGsな取り組みは道徳の時間やホームルームでしか関わらなかったのですが、今や必修になっていることからそれだけ重要視されているということがわかります。

 

私たち大人が日々どれだけSDGsを意識して生活しているかが問われてくるでしょう。

 

引用元:https://sdgs-connect.com/archives/47738#SDGs-2

◆家具×SDGs

最後に取り上げる新生活といえば、新居での生活。

引越しの時に、新しい家具にもこだわりを持つ方も多いのではないでしょうか?

 

どんな部屋にしようか、どんな家具にしようか、考えるだけでわくわくしますよね。

 

今は、家具もSDGsにこだわったサスティナブルなものが多くなっているそうです。

 

例えば、

・日本の天然檜を使ったベッド

・リサイクル資材「MDF」を使ったラック

・ゴムノキを再利用したダイニングセット

 

など、さまざまな家具があります。

 

檜は、通常伐採する細い木を家具に使用する事で、無駄のない循環サイクルがおこります。

また、廃材などの木材チップを主原料として無駄な木材をカットすることができます。

そして、ゴムノキは、天然ゴムの主原料として樹液を採取後、破棄されるものでしたが耐久性があることから家具の素材として活用されているそうです。



このように、サスティナブル家具はFSC®認証製品(適切な森林管理や持続可能な方法で調達される木材であることを示すマーク)が特徴です。

 

引用元:https://myethicalchoice.com/journal/sustainable/fsc/



ちなみに、このサスティナブル家具は企業でも活用されていることを知りました。

 

株式会社オリバー(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000099161.html)は、全製品がFSC®認証製品がついている家具カタログをリリースしていますが、抗ウイルスの素材にもこだわっています。

 

引用元:https://jp.fsc.org/jp-jp

 

日々の生活の暮らしの中にSDGsを取り入れることで、世の中に貢献していることになると思うと積極的に取り組みたくなりますね。

物を選定するときは、SDGsにこだわったものか、注目していきたいと思います。

 

◆まとめ

今回は、新生活に関わる鉄道、学校、家具に絞ってSDGsの取り組みを調べてみましたが、現代はあらゆるところでSDGsが当たり前になってきていることがわかりました。

 

普段生活している中でもSDGs、これをどれだけ自分達が意識して取り組んでいるのかが重要になってきます。

 

私たちが積極的に取り組むことで、子供の頃から当たり前にSDGsに触れることになり、より日本、世界が「持続可能な開発目標」を成し遂げていくことでしょう。

 

今回は、鉄道、学校、家具の3つに注目しましたが、今後もさらに視野を広げてSDGsに積極的に取り組んでいきたいと思います。

 

株式会社AN

https://an-k.co.jp/home/)