【SDGs】次世代の燃料『ユーグレナ』の新たな可能性

こんにちは。株式会社ANスタッフの小泉です。

皆さんは『ユーグレナ』ってご存じですか?ユーグレナはわかめなどと同じ藻の一種で一般的には「ミドリムシ」と呼ばれています。
最近では人が必要とする栄養素をバランスよく含んでおり、スーパーフードとして有名です。
この『ユーグレナ』を培養している株式会社ユーグレナ化石燃料に代わる
クリーンなエネルギーのバイオ燃料『サステオ』を開発しました。
今回はこちらの『サステオ』と㈱ユーグレナが取り組んでいるSDGsの取り組みについてご紹介します。

バイオ燃料『サステオ』と可能性
バイオ燃料とは、植物や動物など、地上にある生物資源から製造されます。

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引用:https://ideasforgood.jp/glossary/biofuel/

生物資源は、光合成により、大気中の二酸化炭素をあらかじめ吸収しています。
そのため、バイオ燃料を燃やした時に排出される二酸化炭素は、あらかじめ
大気中から取り込んだものを、元に戻しているだけとなります。
つまり、大気中の二酸化炭素量を今以上増やさないというコンセプトで開発が進む
サステナブルな燃料という事です。
このバイオ燃料SDGsの達成目標の項目⑦「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」に関りがあり、化石燃料による二酸化炭素の排出を防ぐ取り組みにつながってきます。
一般的なバイオ燃料の原料は、使用済みの食用油などの廃棄物系原料を使用していますが、『サステオ』はユーグレナから抽出されたユーグレナ油脂を一部使用しています
現在使用済み食用油が世界中で使用されている一方で、有限な資源のため将来的に
バイオ燃料の需要が増えた際に足りなくなることを予測し、ユーグレナ社がいち早く
開発に力を入れ始めました。
このクリーンなエネルギーである『サステオ』を使用してユーグレナ社は面白い挑戦をしました。

〇バイオジェット燃料による飛行機のフライト
昨年の6月に鹿児島空港から飛び立つ飛行機に『サステオ』を使用したジェット燃料が試験的に採用されました。
使用した機体は、鹿児島-東京間、90分のフライトを成功させています。

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この『サスティオ』を使用することで最大50%既存のジェット燃料を削減することができ、排出されるCO2は化石由来でないため排出削減につながっています。
私たちの身の回りにあるものがだんだんと地球環境にやさしいものに切り替わってきています。
この変化に私も順応しつつ、まずは省エネなどのできるところから始めていきます。

では。また次のブログで。

 

【参考URL】https://www.euglena.jp/

【当社HP】http://an-k.co.jp/home/