【SDGs】サスティナブルな花との付き合い方「スロー・フラワー」とは

こんにちは。株式会社ANスタッフの小泉です。

桜も見頃を終え、気温もポカポカと暖かくなってきました。

外に出かけることも多くなり、先日買い物に出かけた際、花屋さんを見かけたのですが、

色とりどりの花が並べられている中に「スローフラワー」というワードがあり、興味を惹かれました。

「スローフラワー」を簡単に説明すると、欧米で徐々に広まっている花の地産地消を表す言葉です。

日本では「スローフラワー」という言葉自体はまだ知られていないものの、その考えは広がりつつあります。

◇スローフラワーとは

花の地産地消を応援する取り組みとしてアメリカで始まったムーブメントのことを「スローフラワー運動」といいます。

引用:https://www.econetworks.jp/internatenw/2021/08/slow-flower/

この運動が生まれた背景には、米国で購入された切り花の80%が輸入されている現状があります。

産地の労働環境が劣悪だったり、花の栽培が環境問題を引き起こしていたりすることもあるのだとか。

また、輸送の際は冷蔵保存され、遠い距離を運ばれるので、輸送の際のCO2排出量が多い点も問題視されていました。

これらの問題の解決策として、スローフラワー運動が始まりました。

現在、欧州や米国では、花の地産地消の認証制度ができたり、スローフラワーのコンセプトに合った生花店や花の農家を紹介するウェブサイトが立ち上がったり、多くの人の関心を集めています。

スローフラワーの基準として、以下の4つが挙げられます。

「参考:A Slow Flowers Manifesto(スローフラワーズマニフェスト)」

・花の旬を大切にしている

・できるだけ地元に近い場所で花を調達し、輸送のCO2排出量を削減している

・認証ラベルを通じて花農家をサポートしている

・花産業における廃棄物と化学製品の使用を排除しようとしている

この取り組みは、日常にも気軽にとりいれることができ、すぐに実践できる具体的な方法として以下の5つのような事ができます。

①自分で花を育て、飾る

②国産の花(できれば地元で栽培された花)を買う

③こだわりのあるお店・花農家から買う

④「フラワーロス」に関わるイベントに参加する

⑤捨てられてしまう「ロスフラワー」を買う

◇活動を通して

生産者の支援につながり、地球にも負荷の少ないスローフラワーを楽しむ事は、生産者、消費者、地球環境のすべてにメリットがあります。

自分が育てた花を飾ることや、国産の花を選んで贈るなどのちょっとした行動から日常に取り入れてみてはいかがでしょうか。

ではまた次のブログで。

参考URL:①https://www.econetworks.jp/internatenw/2021/08/slow-flower/

https://lifehugger.jp/column/slowflower/