こんにちは。株式会社ANスタッフの小泉です。
本日はSDGs5つ目の目標「ジェンダー平等を実現しよう」についてご紹介していきます。
引用:https://spaceshipearth.jp/sdgs5
ジェンダーとは、“男性”や“女性”のように、生物学的な性別をもとに定められる社会的属性、相互関係などを指します。
このジェンダーを平等にすることは持続可能な社会を実現する上で必須と考えられており、最も歴史が深く関わる項目と言っても過言ではありません。
多くの歴史の中で、主に女性は男性と比べ身体的に劣るものと捉えられ蔑まれる対象の一つでした。
現在でも世界では男女間にある格差を含め、ジェンダーに関する多くの問題があり、社会全体の発展を停滞させている現状があります。
本日はその現状と各国の対策についてご紹介していきます。
◇エンパワーメント(力をつけること)で女性の活躍を推進する
SDGs5番目の目標はジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児のエンパワーメント(力をつけること)を図ることで、政治経済など社会における女性の活躍推進を目的としています。
引用:https://gooddo.jp/magazine/sdgs_2030/gender_equality_sdgs/8085/
実際に活動の成果として、学校に通えるようになった女児が増加し、多くの国や地域で平等な学習機会を与えることに成功しているというデータもあります。(UNDP:国連開発計画より)
これまで農業が女性の雇用の大半を占めていましたが、1990年には農業以外の仕事で女性を雇用している割合が35%になり、現在では41%にまで増えています。
しかしまだ平等な国や地域は少なく、問題解決には至っていません。
では具体的に何が問題となっているのでしょうか。
◇世界で起こるジェンダーへの課題
まずは暴力や性的虐待が挙げられます。
全世界で15歳から49歳までの女性の35%と3人に1人が、身体的暴力や性的暴力を受けている現実があります。
引用:https://www.mirai-port.com/people/1720/
中には暴力がエスカレートして殺害されてしまう女性や、暴力的な風習が原因の出血多量や感染症などで命を落とすことも。
さらに問題なことには、49にも及ぶ国では、女性を家族やパートナーによる暴力から守ることのできる法律が存在しないのです。
また世界では、子どものうちから結婚を強要される「児童婚」も深刻な問題です。
ユニセフの発表によれば、世界で6億5,000万人もの女性や子どもが、児童婚の影響を受けているとされています(2021年10月時点)
これにより女性は社会的な縛りを受け、早すぎる妊娠や貧困の連鎖を生みジェンダー以外にも深く絡む問題が起こります。
◇解決に向けた動き
困難な生活に苛まれている子供たちに向け、国内外問わず幅広く支援活動を行っているワールド・ビジョンという団体があります。
引用: https://www.worldvision.jp/about/?banner_id=15668
そこでは人身売買取引撲滅するための事業を行っており、子供達の生活を保護する役割を担っています。
例えば人身取引にあった人を保護し心のケアをするほか、人身取引撲滅に向けた啓発活動など、国際機関や政府と連携して支援を実施しています。
◇世界でジェンダー平等を実現するために
6歳から11歳の子どものうち、
一生学校に通うことができない女の子は
男の子の約2倍です。
本日も日本ユニセフ協会(unicef)のホームページに書かれているメッセージをご紹介します。
全人類が基本的人権を得るために重要となってくるジェンダー平等。
現在も女性に対する差別が残り、苦しい境遇を生きている人も多い現実があります。
男女格差という大きな規模の課題に対して私たちができることは、まずはこの現実を知ることだと感じます。
この現実を知り、何か行動のきっかけとなれば幸いです。
では次のブログで。
参照:https://gooddo.jp/magazine/sdgs_2030/gender_equality_sdgs/4268/