こんにちは。株式会社ANスタッフの小泉です。
皆さんは、『フェアトレード商品』をご存じですか?
言葉自体は聞いたことがあるかもしれません。
しかし、フェアトレード商品について正確に何かを知っている人は意外に少ないかも。
今ではスーパーマーケットやコンビニでも簡単に購入することができるほど世の中に浸透しています。
今回のブログでは、この「フェアトレード商品」についてご紹介していきます。
◇フェアトレードとは
まずフェアトレードについて説明します。
フェアトレードとは「発展途上国との貿易において、フェアなトレード(公正な取引)をすることにより、途上国の人々の生活を助ける」制度のことです。
引用:https://sdgs.kodansha.co.jp/news/knowledge/38329/
皆さんが買い物をする中で、すごく安い食料品や洋服などを目にしたことがあると思います。
消費者の我々からすると、安いことは良い事と考えますが、その背景には弱い立場にいる開発途上国が犠牲となっている可能性があります。
また低価格を維持するべく、低コスト・大量生産のため大量の農薬や化学肥料を使用し、人体や環境に悪影響を与える原料を使用して生産していることもあります。
そういった見えない問題を防ぐために生まれた制度が「フェアトレード」であり、その制度にのっとった商品が『フェアトレード商品』となります。
実は『フェアトレード商品』は身近な商品が多く、チョコレートやコーヒーなどの食料品や日用品がほとんどです。
◇フェアトレード商品がもたらすメリット
ではフェアトレード商品を購入することで何ができるのでしょうか。
メリットは3つあります。
○生産者とその家族の生活を守る
フェアトレードでは、継続的に適正な価格で取引することで安定した収入や、安心・安全な労働環境を確保することができます。
そのため、フェアトレード商品を購入することにより生産に関わる人やその家族の衣食住、健康的な生活を守ることにつながります。
生活が安定すれば児童労働は不要となり、子供たちは教育を受けられるようになるため、将来の選択肢が広がります。
○自然環境を保護できる
フェアトレード商品に使われる原料は、最小限の農薬や薬品を使用して生産されるため、必要以上の化学物質を使わず、環境に優しく生産を続けることができます。
生産地の自然環境を守ることは、持続可能な生産に繋がります。
引用:https://sdgs.kodansha.co.jp/news/knowledge/38329/
○経済的自立支援ができる
フェアトレード商品は売り上げの一部が開発途上国の経済的自立の支援のために使われています。
それにより、生産者の生活を支えるインフラや教育環境などの経済基盤が整い、経済的に自立した地域が増えていきます。
メリットが多く見える『フェアトレード商品』ですが、デメリットとして値段が高いということが挙げられます。
しかし適正な価格で取引するためには必要なことなので、「フェアトレード商品以外のモノが安すぎた」と認識を改めるていくことが必要だと私は考えます。
◇認められた証「国際フェアトレード認証ラベル」
ではどのような商品が『フェアトレード商品』なのでしょうか。
それは「国際フェアトレード認証ラベル」のついた商品です。
引用:https://www.fairtrade-jp.org/about_fairtrade/intl_license.php
「国際フェアトレード認証ラベル」とは、国際的なフェアトレード基準をクリアしたことを証明するものです。
マークを見るだけで、生産者や環境に優しい商品であるということが分かるため、覚えておけばすぐに判別できます。
実際の商品としてはセブンイレブンで販売している「ハイカカオチョコレート」、トップバリュより販売している「オーガニックジャム」などが挙げられます。
◇社会に貢献できる第一歩
意外と私たちの身近にあるフェアトレード商品。これは開発途上国の生産者を支えるだけでなく、品質を守っているため私たち消費者の安心や安全も考えられています。
これからフェアトレード商品を購入する人が増えれば、より支援の輪が広がっていき生産者の方の生活を支えることができます。
まずはフェアトレードという概念を知っていくこと、
その上で気軽に買えるフェアトレード商品を購入し、世界中の適正な取引に貢献していきませんか。
では、また次のブログで。
参考URL:https://www.cuc.ac.jp/om_miraitimes/column/u0h4tu0000002cxc.html
https://www.fairtrade-jp.org/about_fairtrade/intl_license.php
https://www.fairtrade-jp.org/products/