【コラボレーションの力】新たな価値を生み出す『アップサイクル』とは

こんにちは。株式会社ANスタッフの小泉です。

先日、買い物に出かけた際、近くの公園でフリーマーケットが開催されており、面白そうだったのですこし眺めていました。

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その時に洋服を販売しているショップがあったのですが、そこにある洋服はどれもデザインがカラフルですごく魅力的でした。

お店の人に聞いてみると、これらはいらなくなった洋服同士をかけ合わせて新たなデザインに仕上げているそうです。

これを「アップサイクル」と言い、廃棄物や不要品をかけ合わせることで新しい価値を与えることで、もの自体の価値を高めることを言います。

今回はこの「アップサイクル」について紹介していきます。

◇新たな価値を生む「アップサイクル」

この考え方の発祥はドイツといわれております。

産業革命以降、大量生産が当たり前となり、大量生産・大量消費の時代が訪れ、「使い捨て」文化が定着していきました。

しかし近年では、地球や自然環境に対する意識の高まり、SDGsへの取り組みなど、個人のみならず企業の意識が変化しつつ有り、改めて「アップサイクル」の考え方が注目を浴びています。

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https://ideasforgood.jp/glossary/upcycle/

ちなみに、日本だけでも年間の服廃棄量はなんと140トンで、1日あたりに換算すると大型トラック130台分に上ります。

◇「アップサイクル」の様々な形

アップサイクルは何もファッションだけではありません。様々な業界でこの考え方は注目を浴びており、元々は不用品や廃棄物だったものが姿を変えております。

BEAMS

ファッション業界では大手のBEAMSがこの考え方にのっとり、売れ残った商品をハンドメイドで一点ずつリメイクすることで新たな商品として蘇らせる”BEAMS COUTURE”という取り組みを行っております。

またリメイクするアーティスト同士のコラボレーションも積極的に行っており、新たなつながりや価値をもたらしております。

■赤レンガ倉庫

建設業界でも古くから「アップサイクル」の考え方を使ったものがあり、最近はやりの”リノベーション”という言葉に変わり、取り組まれております。

既存にある建物の躯体を生かし、あらたな建造物として生まれ変わらせるこの工法は身近にもよくあります。

その代表例として『赤レンガ倉庫』があげられます。1911年に竣工した赤レンガ倉庫は、元々保税倉庫の役割を担っていました。

しかし年月とともに老朽化が進み、取り壊しの話も出ましたが、なにか活用方法はないかとの声により、新たに商業施設として生まれ変わりました。

「アップサイクル」を調べていくととても奥が深いですね。

2つのものをかけ合わせるコラボレーションの力で新たな相乗効果を生み出す。

いままさしく解決すべき問題であるSDGsも、各国のコラボレーションの力によって良い方向に前進していくなと感じます。

では、また次のブログで。

参考サイト:https://ideasforgood.jp/glossary/upcycle/

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